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「釣れない」と言われる長潮の釣りの攻略法

2022年3月13日

釣り人に嫌われている長潮は本当に釣れないのか?釣れるための考え方とはどのようなものか?について書いていきたいと思います。

長潮はなぜ釣れないのか

長潮は小潮最終日の翌日であり、月2回の周期で発生します。長潮は最も干満の差が小さく、潮の流れが緩い潮回りのため、プランクトンを起点とする海中の食物連鎖が活発化しません。そんな長潮は釣り人の間で「釣れない潮回り」というイメージが定着しています。

私は大潮、中潮、小潮、若潮のときは潮回りを極度に気にすることはありませんが(釣り場所や、船釣りor陸釣りはよく考えます)、対応が難しいことが多い長潮のときは釣りを控えがちです。

 

長潮の日に釣るためにはターゲット選択が非常に重要

プランクトンやベイトと呼ばれる小魚の活性が下がってしまう長潮では、シーバス、青物などのターゲットは釣りにくくなってしまいます。そこで、長潮でも比較的釣りやすい(むしろ釣りやすい)ターゲットを狙うことが非常に重要です。

長潮でも釣りやすいターゲットとしてアオリイカやヒラメが挙げられます。

 

長潮でも釣りやすいターゲット① アオリイカ

アオリイカはイワシや小アジなどのベイトフィッシュをよく捕食しますが、泳ぎがあまり上手ではありません。そのため、潮の流れが速いとどんどん潮に流されてしまい魚を捕食しにくくなってしまいます。潮があまり動かない長潮や若潮のときにはアオリイカが釣りやすいです。

 

長潮でも釣りやすいターゲット② ヒラメ

長潮のように潮が動かない日には、ヒラメ狙いも面白いです。ヒラメは満潮時に浅瀬によってくる習性があり、潮が動かない長潮の日は潮が引いても浅瀬から離れにくいため、堤防や磯からのチャンスタイムが長くなります。

意外と釣れることがある長潮のサビキ釣り

長潮のサビキ釣りは意外と釣れることがあります。全く潮が動いていない釣り場やポイントは難しいのですが、潮の流れが緩やかなことでコマセが効きやすく(散ってしまわず)アジやイワシなどの小魚が周辺に居続けることで爆釣することがあります。さらに、長潮の日は「マズメ」の時間も長くなりやすいと言われており、普段30分程度と非常に短いアジのマヅメが1-2時間に延びることもあります。
※基本的にアジはマズメ時間にしか釣れないことが多いため、単純計算で2-4倍の釣果が期待できる(こともあります)

ただ、このパターンはかなり釣り場に依存する気がするため、何度か実際に行ってみないと長潮のサビキ釣りで爆釣れが起きる釣り場なのか?というのはわかりにくいと思います。

 

長潮の釣りを楽しむための考え方が大事

長潮は釣れにくいのですが、船釣りにするのか、堤防釣りにするのかの選択や、釣り場所の選択、狙うターゲットの選択などにより、長潮でも意外と楽しむこともできますので、「長潮なのでどうしようか?どうすれば釣れるだろうか?」と考えながら釣行プランを立てるのが面白いと思います。

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